建設時の設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 17:39 UTC 版)
建設までの経緯から、長良川発電所の主要機器にはドイツ・シーメンス製のものが多く採用された。 水車はドイツ・フォイト製の前口フランシス水車(フロンタル水車)を採用。発電機はシーメンス製で、出力2,500キロワット・電圧2,200ボルトであった。どちらも3台の設置である。1910年3月までに完成したのは3台のうち1・2号機で、翌4月27日になって3号機も完成して3台体制となった。以後3台中1台を予備として運用されたが、2号機は1918年(大正7年)2月になって取り外され、矢作川の串原仮発電所へと転用された。 33キロボルトへと昇圧する変圧器は5台の設置でこれもシーメンス製である。発生電力は愛知県西春日井郡金城村大字児玉(現・名古屋市西区)に設置された児玉変電所へと送電された。
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