建設時の強制労働
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 18:09 UTC 版)
札幌市の上水道整備が始まった1936年(昭和11年)、市が藻岩浄水場の建設を進める一方で、電力会社も業界の主導権を求めて施設建設への参入を試みており、北海道電力の前身のひとつである「北海水力電気」によって藻岩発電所が建てられた。 藻岩発電所は、先行するいくつかの水力発電所とは段違いに大規模なものだったが、それだけに工事の困難さは辛酸を極めた。発電所と浄水場の建設に際しては、朝鮮人・日本人を問わず強制連行されてきた人々がタコ部屋労働を強いられ、判明しているだけでも約3年間で34名が死亡した。 藻岩発電所の近くには、強制労働の犠牲者追悼のため「殉職者之碑」が建てられた。これとは別に、南30条西10丁目にも、同様の目的で「藻岩犠牲者の碑」が1994年6月に建てられた。
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