建築板金工
概要解説 銅版などの薄い金属板を使って屋根をふく仕事に携わるのが建築板金工です。最近ではカラフルで軽量のカラー鉄板が屋根に広く使われるようになり、建築板金工の手がける仕事もカラー鉄板を使うケースが多くなっています。またアルミ板とかステンレス板やチタニューム板を使って屋根をふく工事も増えてきました。建築板金工はその技能の熟練に伴って、施工図の作成、数量・価格の積算などの仕事をすることもあります。自営の場合は、屋根構造、材料、施工方法などの検討を施主から求められることもあります。こうした仕事の他に、建築設備の分野で活躍している建築板金工もいます。 必要な能力・資格など 建築板金工になるには、特別な資格や能力は必要ありません。従来は中学または高校卒業後、縁故や学校紹介などで就職し、建築板金工見習いとして修行しながら、熟練工をめざすケースが多く見られましたが、最近では職業訓練校で技能を磨き、国家資格である技能士の資格を取得する若い人が増えてきました。未経験者の入職はまだ少なく、若い人の割合も少ないため、建築板金工の平均年齢は年々高くなっているのが現状です。建築板金の技能検定は内外装板金作業とダクト板金作業に分けられ、昭和34年から検定が実施されています。 関連する職業
建築板金
(建築板金工 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/23 16:53 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動建築板金(けんちくばんきん)とは、金属板を加工して屋根工事(屋根材、葺き付け、雨ドイなど)や外壁、ダクト、水回り工事などを施工すること[1]。これを職業とする者を建築板金工と呼ぶ。以前は「銅工屋」と言われていた[要出典]。
概要
- 使用材料 : カラートタン(ガルバリウム、亜鉛めっき鋼板など)・銅板・ステンレス・アルミ・真鍮など。
- 建築部位 : 屋根、外壁、雨樋、水廻りなど
- 大型物件(スパンを必要とする建物): 多くの金属外装材が使われる。
- 屋根材 : 種類として 折板、波板、一文字葺、瓦棒、金属瓦など
- 外壁材 : 種類として 金属サイディング、角波、波板、スパンドレンなど
- 雨樋材 : 近年は工業生産化されて、手作りは少ない。
- 内装材 : 厨房、台所、食品工場などのステンレス内装張りなど
- 装飾材 : 屋根の装飾として鬼など
脚注
- ^ 金属加工科板金コース(訓練期間6 ヶ月)のご案内(独立行政法人雇用・能力開発機構おきなわ)
関連項目
外部リンク
- 社団法人日本建築板金協会 - ウェイバックマシン(2002年10月10日アーカイブ分)
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