庭石の役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 14:14 UTC 版)
日本庭園の構成素材には、土、水、植物、石などがある。日本庭園では、水は海や川や滝、植物は自然らしさを表現しており、石は山岳を表現している。また、石は不変であることから「永遠」という意味も込められている。 日本庭園では石は景石だけでなく、切断や加工などを施して、石積、石塀、敷石などに利用したり、石燈籠などにも用いる。石橋も実用ではなく理想の世界へ渡る思想を表現するものとして架けられることもあった。 景石庭石 1個(1石)で十分に鑑賞できる。庭の景観を作るポイントになる。 組石(物) 2石以上の大小の石で構成する。立石、伏石、平石、構石として使用する。同系同色の石を使うのが基本である。 飛石 園路に配置する石で踏面が平らになっているものを進行方向に配置する。小さ目の1足物から両足で立てる2足ものや多足物など大きさによって呼称が異なる。打ち方も数種類あり2連打ちや3連打ち、雁打ちなどがある。 沓脱石(くつぬぎいし) 飛石と建物の出入り口を結ぶ石。約90×40×30cm以上のものを使用するのが一般的。
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