府中刑務所への収監
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 19:15 UTC 版)
司の呼称番号は「5100」であったため、「後藤組みたいだな」などと言われたりした。府中刑務所の受刑者数は増加の一途で、定員3200人のところ、入りきらないため独居房を2人で使っていたが、司の独居房は舎房2階一番奥にあり特別扱いを受けていた。面会の時も担当の刑務官の他に、部長クラスの幹部が必ず付き添い、廊下で他の懲役囚とすれ違う際には、相手に右を向かせ停止させ、目を合わせることすら禁止されていた。 なお、配属先は暴力団員だけが配属される工場である「侍工場」ではなく、要養護の高齢者が働く軽作業の現場であった。他の受刑者には司の顔を知らない者も多くいたため、そうとは知らずに「あんた、どっから来たの?」などと普通に話しかける者もいた。運動時間には30分間走るのを日課としていた。また、司は囲碁が好きで、刑務所でもよく受刑者と碁を打っていた。刑務所では模範囚である一級(当時は累進処遇制度により受刑者を級分けし、累が上がるほど仮釈放を受けやすくなった)になり、仮釈放になる仮面接にかかったが一年近くもらえる仮釈放を断って満期で出所している。
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