庚(かのえ)が8日となる仕組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/18 23:32 UTC 版)
「ムーチー」の記事における「庚(かのえ)が8日となる仕組み」の解説
ムーチーの期日である7日や8日は、金に属する庚(かのえ)と辛(かのと)という十干の順番から設定された可能性があるという(表.十干と五行と日数の関係、参照)。 順番(日数) 十干 五行 1 きのえ 木 甲 2 きのと 木 乙 3 ひのえ 火 丙 4 ひのと 火 丁 5 つちのえ 土 戊 6 つちのと 土 己 7 かのえ 金 庚 8 かのと 金 辛 9 みずのえ 水 壬 10 みずのと 水 癸 根拠として、ムーチーが8日以前は庚であったこと(『球陽』)、期日が7、8日に集中し、6日や9日にはほぼみられないこと、さらに、『琉球国由来記』の起源説話において、舞台が首里の金城(カナグスク)であること、鬼の退治場所となる内金城御嶽の神名はカネノ御イベであること、鬼を退治するために餅に入れるものが鉄・金属(方言でカニ)であることなどが挙げられている。金属と深く関わる鍛冶屋の鞴祭(ふいごまつり)の日にちも7日と8日で、両日をカニの日(金の日)と呼ぶ事例があるという。
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