店側の準備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 16:30 UTC 版)
わかりやすい陳列や場所の案内図。 商品の値段・特徴などの表示(POP)。 清潔な買い物かご・ショッピングカート。 キャッシュレジスターなどの会計機器。 そしてこれらの前提となるのが、陳列棚に商品を随時補充する店員(=接客係)の存在である。ノーサービスの場合は店員が訪れた買い物客の便宜を図ることはないが、セルフサービスではこういった商品を補充する店員が随時店内におり、客は希望するなら店員の案内を求めることが出来る。店員は、商品の性質や品質の説明はもちろんのこと、買い物客が求める商品の取り扱いが店側にあるかどうか、更にはその商品がどの棚にあるか、もしくは棚に切れている場合は在庫としての在る無し、入荷待ちの商品である場合は次の入荷時期などを案内し、店側の運営方針によっては商品の取り置きや注文などといった対応を行なう。 ただ、商品の取り扱い品目が余りに多いと、店員がその場で適切な回答を出来ない場合もあり、その際には組織化された店内の接客係責任者として、店長やフロアマネージャーなどの地位にあるものが接客を引き継ぐ。 なおセルフサービスでは、商店内の陳列棚がそのまま商品と買い物客が出会う場所であり、そのためには買い物客がまず商店の中に入ってこないことには「この店で扱っている商品に何があるか」が判りにくい場合もある。このため店頭には買い物客の目を引き、また気軽に入ってこられるよう、とりあえず店内まで客を誘導するために、特売など儲けを少なめに設定するなどした廉価で客の求めやすい商品を並べることもある。こうして店内に誘導した客に店内の商品を見せ、POP広告などで他の商品にも興味を抱かせるのである。
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