幼少期と性転換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 04:48 UTC 版)
物語の多くのバリエーションでは、シカンディンは男で、シヴァの祝福によりアンバーはすべての前世の記憶を思い出す。最も一般的なバリエーションではシカンディニーが性転換をしてシカンディンになる。 ラージャゴーパーラーチャーリーの要約によれば、シカンディニーが若いころにずっとしおれることの無い青いハスの花輪を宮殿の門で見つける。シカンディニーはそれを首にかける。それはアンバー(すなわち前世のシカンディニー)がスカンダからいただいた花輪だった。花輪を身につけた娘を見たドルパダはビーシュマと敵対する恐怖を感じて震えた。シカンディニーは王国を去り、森で禁欲生活を送る。そして性転換をしてシカンディンとなった。 ヴィヤーサの『マハーバーラタ』ではシカンディニーはヤクシャと性別を交換する。ドルパダは娘を息子として育て、そして少女と結婚させた。しかし妻は一国の王である自分の父に自分の夫が女だと不平をもらす。王は真相を探るべく人を送り込むが、シカンディニーは森の中へ逃げ込んだ。そこでシカンディニーはヤクシャと出会い、一時的に性別を交換した。しかしシカンディニーが王に会いに行っている間に、ヤクシャの王はそのヤクシャが女の子になっているのを見て、シカンディンが死ぬまで性別を戻すことができないようにのろいを掛けた。こうしてシカンディニーはシカンディンになった。
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