平野威馬雄主宰の会とは? わかりやすく解説

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平野威馬雄主宰の会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/12 14:53 UTC 版)

お化けを守る会」の記事における「平野威馬雄主宰の会」の解説

仏文学者詩人平野威馬雄主宰しお化けについて語り合う会の名称である。幽霊虫の知らせなどの世にも不思議なことを、文句なし愛好する人になら、誰でも会員資格がある、とされている。この会の目的は「死後の生存を、心霊なり、お化けなりを通して確認すること」であった。会には、不文律2つあり、「霊の存在を、根拠なく否定しないこと」、「霊に出会ったら、死後の世界について質問してもよいが、まず相手の話を驚かずに聞いてあげること」となっている。 お化けを守る会会員には、水木しげる横尾忠則イラストレーター和田誠なども参加した。この会は、平野氏存命中は、年に数回例会開かれていたという。また、十人上のメンバー集まれば出張例会もおこなっていた。 教育学者板倉聖宣は、平野威馬雄による「お化けを守る会」が活動した時代背景について、以下の様に評している。 今日の日本では、妖怪とか迷信などというものは、ごく一部無知蒙昧人々だけが囚われるもので、大部分日本人にとってはすでに卒業済みのものにも思える。そう考えると、今さらそれを否定することは「大人気ない」「やぼったい」ように思われてしまう。じっさい、故平野威馬雄氏などは〈お化けを守る会〉などという会を組織してお化け退治しようとする人々から守ろうという動き見せた。しかし、これまでの日本の歴史を見る限り妖怪迷信不滅であった。それは、とうてい「馬鹿げており、すでに卒業済み」などと言って済ませられない状態にあると言っていだろう。 — 井上円了妖怪学の歴史的意義 2001年5月20日 p. 431

※この「平野威馬雄主宰の会」の解説は、「お化けを守る会」の解説の一部です。
「平野威馬雄主宰の会」を含む「お化けを守る会」の記事については、「お化けを守る会」の概要を参照ください。

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