平安將棋とは? わかりやすく解説

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平安将棋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 07:58 UTC 版)

平安将棋(へいあんしょうぎ)は、日本の将棋類の一つであり、二人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種である。


  1. ^ 二中歴3 第十一~第十三(尊経閣善本影印集成)ISBN 4-8406-2316-3 P.118
  2. ^ 観戦記者・天狗太郎(山本亨介)は「8×8説、玉(王)が左、金将は右(チェス女王のように向かい合わず)、歩兵の初期配置は二段目で成りも二段目、行き処の無い歩香桂でない限り不成も可」説を採り(『将棋庶民史』ほか)、棋士・飯田弘之はノーマルな「8×8説」(本文2.2の[初期配置図・1縦横8マスずつと仮定した場合]、成りは三段目で不成も可)説を採る(『遊戯史研究』11号ほか)


「平安将棋」の続きの解説一覧

平安将棋(へいあんしょうぎ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)

将棋用語一覧」の記事における「平安将棋(へいあんしょうぎ)」の解説

鎌倉時代初期編纂されたとされる習俗事典二中歴』に掲載されている将棋

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平安将棋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:29 UTC 版)

将棋」の記事における「平安将棋」の解説

将棋存在を知る文献資料として最古のものに、南北朝時代著された『麒麟抄』があり、この第7巻には駒の字の書き方記されているが、この記述後世に付け足されたものであるという考え方主流である。藤原明衡ふじわらのあきひら)の著とされる新猿楽記』(1058年 - 1064年)にも将棋に関する記述があり、こちらが最古文献資料と見なされている。 考古資料として最古のものは、奈良県興福寺境内から発掘された駒16点で、同時に天喜6年1058年と書かれた木簡出土したことから、その時代のものである考えられている。この当時の駒は、木簡切って作られ直接その上に文字書いたとみられる簡素なのであるが、すでに現在の駒と同じ五角形をしていた。また、前述の『新猿楽記』の記述同時期のものであり、文献上で裏づけ取られている。 三善為康によって作られとされる掌中歴』『懐中歴』をもとに、1210年 - 1221年編纂されたと推定される習俗事典二中歴』に、大小2種類将棋取り上げられている。後世将棋類混同しないよう、これらは現在では平安将棋(または平安小将棋)および平安大将棋呼ばれている。平安将棋は現在の将棋原型となるものであるが、相手玉将1枚にしても勝ちになると記述されており、この当時将棋には持ち駒概念がなかったことがうかがえる。 これらの将棋使われていた駒は、平安将棋にある玉将金将銀将桂馬香車歩兵平安大将棋のみにある銅将鉄将横行猛虎飛龍奔車注人である。平安将棋の駒はチャトランガの駒(将・象・馬・車・兵)をよく保存しており、上に仏教五宝示しているといわれる玉・金・銀・・香の文字重ねたものとする説がある。さらに、チャトランガはその成立から戦争模したゲームで駒の取り捨てであるが、平安将棋は持ち駒使用になってたとする木村義徳の説もある。 古将棋においては桂馬動きは、チャトランガインド)、シャンチー中国象棋)、チェス同様に八方桂であったではないかという説がある。持ち駒ルール採用されたときに、ほかの駒とのバランスをとるために八方桂から二方動き制限されたといわれている。

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