幕府の取り締まりと街道の発展
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 19:48 UTC 版)
「五街道」の記事における「幕府の取り締まりと街道の発展」の解説
五街道のなかでも、江戸幕府が最も重要視したのは東海道で、「入鉄砲出女」とよばれる交通政策がとられ、とりわけ関所における取り締まりが厳しかった。入鉄砲とは、江戸に武器が入ってくることの取り締まりを指し、出女とは、参勤交代制度のために、人質として江戸に住まわせた諸大名の妻子らが、江戸から脱出させないため監視することを指す。 五街道は、それに付属する脇街道とともに参勤交代などの公用のために幕府によって整備された道であったが、参勤交代によって宿場をはじめとする街道筋に大きな経済効果をもたらし、やがて庶民の寺社巡りや温泉旅行にも利用されるようになり、ますます栄えた。
※この「幕府の取り締まりと街道の発展」の解説は、「五街道」の解説の一部です。
「幕府の取り締まりと街道の発展」を含む「五街道」の記事については、「五街道」の概要を参照ください。
- 幕府の取り締まりと街道の発展のページへのリンク