帝国崩壊後の神話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 07:21 UTC 版)
インカ帝国が崩壊した後、国家的祭祀と神話はじきに消滅してしまったが、アンデス各地に根強く伝わっていた神話、信仰、儀礼は残った。ワマニをはじめとする山上の神、地母神パチャママへの信仰は強固に残存した。また、神秘的な力を持った物や表象物や場所、神格、神像をさす『ワカ』という概念も信仰され続けた。雷や稲妻も天の神の姿の1つとされて信仰され、雨を降らせる力にも関連づけられた。 パチャママは神話にはあまり登場しないものの、近代になっても農民がトウモロコシで作った酒を大地に撒き、地下にあって大地の作物を増殖させると信じられているパチャママを讃えている。
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