工業都市駅とは? わかりやすく解説

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工業都市駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 14:20 UTC 版)

工業都市駅
こうぎょうとし
武蔵小杉 (0.3 km)
(1.0 km) 元住吉
神奈川県川崎市
(現住所:川崎市中原区小杉町三丁目)
所属事業者 東京急行電鉄
所属路線 東横線
キロ程 11.1 km(渋谷起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1939年昭和14年)12月11日[1]
廃止年月日 1953年(昭和28年)3月31日[1]
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工業都市駅(こうぎょうとしえき)は、かつて神奈川県川崎市[2]に存在した、東京急行電鉄東横線廃駅)である。1939年昭和14年)に開業し、1953年(昭和28年)に廃止された[3]

歴史

1930年代、小杉町付近には南武鉄道(現:南武線)のグラウンド前停車場(1944年(昭和19年)に武蔵小杉駅に昇格)と武蔵小杉停車場(1944年に廃止)があったが、東横線の駅はなかった。この時期、工場が相次いで進出していたこともあり、通勤の利便性を図るために東横線に新駅が設置されることになり、府中街道国道409号)の交点付近に建設され、1939年(昭和14年)12月11日に「工業都市駅」が開業した[4][5][6]

その後、東横線と南武線の交点付近に1945年(昭和20年)6月16日、東横線の武蔵小杉駅が開業。当駅と北に200メートル(営業キロとしては0.3 km)しか離れていなかったため、統廃合の運動が活発になり、1953年(昭和28年)3月31日に武蔵小杉駅に統合される形で「工業都市駅」は廃止された。

年表

駅構造

相対式ホーム2面2線の高架駅で、駅舎は上り線側に存在した。

備考

  • 東横線複々線化工事(目黒線乗り入れ工事)まで駅の遺構は下り線に残っていた。駅跡は複々線用地となり、現在は遺構は残っていない。
  • 東急バス東横線小杉駅停留所は「工業都市」を名乗っていた。

隣の駅

東京急行電鉄
東横線
武蔵小杉駅 - 工業都市駅 - 元住吉駅

脚注

  1. ^ a b c d 各路線情報 東横線”. 東急線を知る. 東急電鉄. 2023年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月15日閲覧。
  2. ^ 工業都市駅の情報”. 鉄道地図検索. 青い森ウェブ工房. 2013年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月15日閲覧。 “(注:鉄道駅および鉄道地図の閲覧は不可(※2019年6月11日をもって公開終了))”
  3. ^ a b c d 東急の駅、p.56。
  4. ^ 昭和の武蔵小杉”. タウンニュース. 中原区版. タウンニュース社 (2013年3月22日). 2023年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月15日閲覧。
  5. ^ 「中原街道と周辺の今昔」デジタルアーカイブ”. 歴史資料室. 新小杉開発. 2013年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月15日閲覧。
  6. ^ 東急東横線の「工業都市」駅”. 「中原街道と武蔵小杉」. 新小杉開発. 2022年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月15日閲覧。 “(駅開業日の記載なし(※開業年月のみ記載))”

参考文献

  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669 

関連項目

外部リンク




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