岡山県予選決勝
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「第81回全国高等学校サッカー選手権大会」の記事における「岡山県予選決勝」の解説
2002年11月10日高校選手権岡山県大会決勝、水島工業高校-作陽高校戦の1-1で迎えた延長前半、作陽2年青山敏弘のシュートがゴールに入りVゴールが決まったかに思われた。この際、ゴール内のポールにボールが当たり、外に出てきたのを水島工GKがキャッチした。これを見た主審は副審に確認せずインプレーと勘違いし、ノーゴールと判定した。その後PK戦までもつれ5-3で水島工が勝利し優勝、全国への切符をつかんだ。 負けた作陽側は主管の岡山県高校体育連盟に抗議するものの判定は覆らず、勝った水島工側もサッカー部内で本大会出場するか辞退するかで割れ、本大会前に水島工3年FW原賀啓輔が退部するなど両者に暗い影を落とした。世間は作陽を擁護する一方で、水島工は誹謗・中傷され本大会への移動の際には護衛がついた。再試合を要求する声も出たが日本サッカー協会(JFA)は同年11月14日の理事会でこれを誤審と認めた ものの、主管の判断を尊重し結果を覆さなかった。これらを重く見た川淵三郎JFA会長は、全国選手権開会式の際に水島工を訪れ一連の騒動を謝罪した。 それから10年後にあたる2012年12月15日、遺恨解消を目的として両校関係者による再試合が行われている。
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