山梨県の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 07:18 UTC 版)
山梨県はもともと「自殺の名所」として名高い青木ヶ原に「映画によって自殺志願者を青木ヶ原樹海に呼ぶことになりかねない」として、制作を快く思っていないようで、2012年5月、当時東京都知事だった石原は福島県で開かれた関東地方知事会の際に、山梨県知事の横内正明から「配慮してほしい」と声をかけられた。 また、監督の新城卓のもとにも2012年6月、山梨県の担当者2人が訪ねてきて、「自殺を助長しかねない。映画の撮影をできればやめてほしい。」と告げられたという。石原はこの映画を「人間の生きる尊厳を、年間自殺者が3万人を超える現代社会に問う内容」だとしている。 結局、山梨県は青木ヶ原でのロケを認めなかったため、樹海でカメラを回すのは2度にとどめ、その後は静岡県側の富士山麓で大半の撮影を行なった。 劇場公開直前の2013年1月には、県に対して上映中止の申し入れを検討するようにとの意見が寄せられた。
※この「山梨県の反応」の解説は、「青木ヶ原 (映画)」の解説の一部です。
「山梨県の反応」を含む「青木ヶ原 (映画)」の記事については、「青木ヶ原 (映画)」の概要を参照ください。
- 山梨県の反応のページへのリンク