小胞体からの経路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 13:55 UTC 版)
細胞内に異常なタンパク質が蓄積したり、糖やカルシウム代謝などに異常を生じると、細胞は小胞体ストレス応答と呼ばれるストレス応答を行って対処するが、ストレスが過剰な場合にはアポトーシスが誘導される。マウスの神経細胞などでは、この過程でカスパーゼ-12が活性化されてイニシエーター・カスパーゼとして働き、カスパーゼ-9、あるいはカスパーゼ-3などのエフェクター・カスパーゼを活性化する。この小胞体関連アポトーシスは、ヒトにも見られるがその機構はまだよく判っていない。
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