富山県電気局の発足と富山県営鉄道の開通
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 08:26 UTC 版)
「大川寺遊園」の記事における「富山県電気局の発足と富山県営鉄道の開通」の解説
1920年(大正9年)6月18日、富山県においては内務・大蔵両大臣より県営電気事業のための常願寺川水利権を取得して、富山県電気局を発足し、県営発電事業およびこれに附帯する事業を執り行う機構を整備した。この県営電力事業は、同年2月21日に積年の課題であった治水対策の一環として、且つ貧困な県財政を電力事業によって潤し、以て県内産業を育成しようという目途をもって県会において可決されたもので、これを行うにあたって必要な資材を運搬することを主目的として、また立山への観光客誘致を副次的な目的として、南富山 - 藤橋間における鉄道敷設が計画された。鉄道敷設を行うための免許状は、同年7月6日に鉄道省より富山県へ下付され、まず南富山 - 千垣間を第一期線として同年11月に着工、1921年(大正10年)4月25日に南富山駅 - 上滝駅間が開業し、1923年(大正12年)4月20日の横江駅 - 千垣駅間開業により富山県営鉄道の全線が開通した。
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