寄生率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 15:33 UTC 版)
温帯海域の砂泥に生息する頭足類では、ニハイチュウ類の寄生率は高く、成熟したマダコやイイダコではほぼすべての個体に寄生している。また、寄生率は宿主のサイズによっても異なる場合があり、マダコでは、小さな個体の寄生率はかなり低く、サイズが大きくなるにつれて100%に近くなる。イイダコでは507個体中、506個体において寄生が確認された。逆に寄生率の低い宿主の頭足類はミミイカで、これは本来ミミイカはニハイチュウの宿主ではなく、生態が似ている他の頭足類から誤感染したためと考えられる。
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