宮殿が建つ前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 14:23 UTC 版)
農耕と牧畜の発展に伴い、紀元前7000年頃からクノッソスに人々が住み始めた。当時1000 - 2000人ほどの人口があったとされる。粘土や石、骨を材料とした工芸品が発掘されている。紀元前3300年頃には金属(青銅)の使用が普及し始め、技術力が向上し、工芸品や建造物がより高度に発達し始めた。同時にエーゲ海を媒介とした輸入業も盛んになり、金・銀・銅など、クレタ島で発掘しにくい金属資源を多く周辺国から輸入していた。キクラデス文明とも交流があり、彫刻にその影響が顕著に見られる。クノッソス以外にもクレタ各地で集落があったが、その中でもクノッソスは優位性があった。紀元前2000年頃にはインド=ヨーロッパ語族がギリシア本土やキクラデス諸島に押し寄せ、その為にそれらの国々が弱体化し、クノッソスのエーゲ海への影響力が増大していった。
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