宮廷上演
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/29 04:07 UTC 版)
「スペイン黄金世紀演劇」の記事における「宮廷上演」の解説
宮廷上演は17世紀、フェリペ3世(1598年–1621年)の治世にアルカサル、つまり王宮で始まった。1633年にマドリード郊外に建てられた新しい王宮であるブエン・レティーロ宮殿は、宮廷における娯楽の中心地となった。1640年にはイタリアの舞台装置デザイナーが常設の野外劇場であるコリセオ建設を監督した。コジモ・ロッティ(1571年–1643年)は二匹の大きな魚が引いてくる銀のチャリオットがついた湖水上の特設舞台を設計し、カルデロン・デ・ラ・バルカの『こよなき魔力、愛』(1635年)ではきわめて大がかりで豪華絢爛なセットが用いられた。
※この「宮廷上演」の解説は、「スペイン黄金世紀演劇」の解説の一部です。
「宮廷上演」を含む「スペイン黄金世紀演劇」の記事については、「スペイン黄金世紀演劇」の概要を参照ください。
- 宮廷上演のページへのリンク