実際には商品化されなかった機種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 17:01 UTC 版)
「PDP-11」の記事における「実際には商品化されなかった機種」の解説
PDP-11/27 - 主要I/Oバスとして VAXBIバス(VAX用32ビットバス)を使った Jaws-11 を使った実装 PDP-11/68 - 物理メモリ4MバイトをサポートするPDP-11/60の後継 PDP-11/74 - PDP-11/70をマルチプロセッサ化したもの。最大4個のプロセッサを相互接続し、ケーブルの取り回しが非常に難しくなった。また、ビジネス向きの命令セット拡張も行われている。いくつかのプロトタイプが組み立てられ、少なくとも2台のマルチプロセッサシステムがユーザーサイトでベータテストを受けたが、公式には出荷されることはなかった。4プロセッサシステムは RSX-11 オペレーティングシステム開発チームがテストし、シングルプロセッサ機は開発チーム全体のタイムシェアリング環境として使われた。11/74は32ビット機 VAX 11/780 と同時期に計画された。フィールドでの保守の問題でキャンセルされた。いずれにしてもDECはPDP-11ユーザー全部をVAXに移行させることはできなかった。その原因は性能ではなく、PDP-11のリアルタイム性の良さにある[要出典]。
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