実在した犬鳴谷村について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 10:47 UTC 版)
詳細は「犬鳴」を参照 実在したといわれる犬鳴は、正式には犬鳴谷村という。現在の地名でいう宮若市犬鳴という場所に、かつて犬鳴谷村と呼ばれる集落があり、鞍手郡に属していた。1889年4月1日(明治22年)に町村制度が施行されるにあたり、周辺の4村(脇田・乙野・小伏・縁山畑)と合併して吉川村を発足させ、犬鳴谷村は吉川村の一集落となった。その後市町村合併が進められ、1955年3月1日(昭和30年)吉川村は若宮町と対等合併した。2006年2月11日(平成18年)の若宮町・宮田町の合併では「宮若市犬鳴」となり、現在も地名として残っている。 農林業などを主産業としていたが、産業を取り巻く事情の変化などにより廃れた。集落は犬鳴ダムの建設により、湖底に沈んだ。元居住者は一部遠方へ転住した家を除き、ほとんどが近隣の脇田地区に転住した。 先述の都市伝説の「犬鳴村と呼ばれる地域」とは全く関係がない。 ダム施工前に存在した犬鳴(吉川村)の集落は、国土地理院の過去の航空写真で確認可能となっている。
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