完全協和音程とは? わかりやすく解説

協和音と不協和音

(完全協和音程 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/15 17:05 UTC 版)

協和音と不協和音(きょうわおんとふきょうわおん)の項目では、何が協和音や不協和音とされるのかを解説する。

解説

協和音(きょうわおん、:consonance)とは協和している音(音程または和音)のこと。不協和音(ふきょうわおん、:dissonance)とは同時に響く2つ以上の音が〈協和〉しない状態を意味する。

西洋古典音楽において協和音とされてきた音程は、振動数比が単純な整数比に近い音程だったことがわかっており、例えば完全一度(振動数比は1対1で完全に同じ音高)、完全八度(振動数比は1対2)、完全五度(振動数比は2対3)、完全十五度(振動数比は1対4)、完全四度(振動数比は3対4)などがある。

他に長三度短三度も協和音にされることもあるが、特に短三度は低音域では不協和音と見なされるように、振動数比が同じでも音高によっては協和音とされない場合もある。

また、どこまでを協和音として、どこまでを不協和音とするのかについては、学説的な立場によって捉え方に違いがあり統一されていない。

協和和音、不協和和音

協和和音(きょうわわおん、:consonant chord)とは、協和する和音のことであり、協和音程(一般に、完全1,4,5,8度、長短3,6度)のみからなる和音である。単に協和音ともいう。

不協和和音(ふきょうわわおん、:dissonant chord)とは、不協和音程を含む和音のことである。


完全協和音程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 20:26 UTC 版)

セクションの書法」の記事における「完全協和音程」の解説

完全ユニゾン the perfect unison は音が薄いため、通常フレーズ最初最後のみに用いられる完全8度 the perfect octave使用は完全ユニゾン準じるが、音はユニゾンほど薄くならない。 陰伏8度 hidden octave(並達8度)は終止部分以外では避けられる完全5度 the perfect octave独特な癖のある響きをもち、3度6度主とする和声とは相性が悪い。和音根音を含む平行5度使用できない。しかし、後続5度音程片方または両方非和声音(第6音、第7音、その他)であれば許される。両声の反行 contrary motion過程生じ5度や、伝統的なホルン5度 horn fifth使用可能である。 完全4度 the perfect forth は2声の和声では不協和音程である。

※この「完全協和音程」の解説は、「セクションの書法」の解説の一部です。
「完全協和音程」を含む「セクションの書法」の記事については、「セクションの書法」の概要を参照ください。

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