子珊とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 人名 > 芭蕉関係人名集 > 子珊の意味・解説 

子珊

しさん

(~元禄12年1月10日

江戸蕉門の中では末期門人。『別座舗』・『続別座敷』の編者出自等の詳細は未詳
元禄7年芭蕉は、いわゆる後の旅」に出立する直前5月、子珊の別座敷歌仙巻き紫陽花や薮を小庭の別座舗」と詠んだ。これを発句として編纂されたのが『別座舗』である。
『別座舗』の子珊の序には、
「翁近く旅行思ひ立ち給へば、別屋に伴ひ、春は帰庵の事を打ちなげき、さて俳諧尋ねけるに、翁『今思ふ体は、浅き砂川を見るごとく、句の形、付心ともに軽きなり。其の所に至りて意味あり。』と侍るいづれも感じ入りて、及ばず此の流れを慕ふ折ふし、庭の夏草発句乞うて、咄しながら歌仙終りぬ」
とある。

子珊の代表作

散残るつゝじの蘂や二三本(『炭俵』)

花の跡けさはよほどの茂りかな(『炭俵』)

二の膳やさくら吹込む鯛の鼻(『続猿蓑』)

しら魚の一かたまりや汐たるみ(『続猿蓑』)



このページでは「芭蕉関係人名集」から子珊を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から子珊を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から子珊を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「子珊」の関連用語

子珊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



子珊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
芭蕉DB芭蕉DB
Copyright (C) 2024 芭蕉DB All rights reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS