子会社・雄谷川電力
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子会社の雄谷川電力株式会社は、1930年(昭和5年)4月、東京市に設立された。前述の通り開業は1935年(昭和10年)7月であり、手取川水系雄谷川に出力3,000キロワットの中宮発電所を建設して出力全部を小松電気へと送電した。 この雄谷川電力は設立当初の段階では小松電気と資本関係がなかったが、開業1年前の1934年上期に小松電気は2万株(資本金100万円)のうち1,000株を持つ株主となり、さらに同年下期には8,500株まで持株を増やした。残り1万1,500株は飛島組(現・飛島建設)が保有していたが、開業後、事業経営上の便宜から残りの株式全部を小松電気で買収した。それを反映して1935年11月の株主総会で山田昌作ら小松電気の首脳陣が雄谷川電力の役員に就任、また雄谷川電力の本社も小松町の小松電気社内へと移転した。
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