奈良競馬場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 17:34 UTC 版)
敷地内から北東隣接地にかけて、かつて奈良競馬場があった。 奈良県馬匹畜産組合によって地方競馬で運営され、当初は1929年に生駒郡都跡村(現在の奈良市尼ヶ辻あたり)にて開設されたが、規模が小さかったため、1939年に現在地に移転した。元の尼ヶ辻競馬場(通称)は積水化学の工場のところであったらしい。1950年に休止となり、1954年に廃止された。 阪神競馬場内回りコースに似たおむすび型のコースで、地方競馬としては最大クラスの一周1600m、秋篠川沿いにホームストレッチがあり、平城駅駅前付近は3コーナーであったと考えられる。スタンドは元の京都競馬場の木造スタンドを移築したものであった。現在の道路形状に当時のコースの名残が残されており、航空写真でも一目でわかるため、文化財関係機関に年に数回は遺跡ではないかといった問い合わせがあるという。 廃止後は奈良県吉野町の津風呂ダム水没地の代替地として供与された。
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