奈古駅とは? わかりやすく解説

奈古駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 00:16 UTC 版)

奈古駅
駅舎(2005年10月)
なご
Nago
木与 (4.6 km)
(4.3 km) 長門大井
山口県阿武郡阿武町大字奈古岡田橋2844
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 山陰本線
キロ程 560.2 km(京都起点)
電報略号 ナコ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
79人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1929年昭和4年)4月24日[1]
備考 簡易委託駅
テンプレートを表示

奈古駅(なごえき)は、山口県阿武郡阿武町大字奈古岡田橋にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線である。

以前は「さんべ」・「ながと」等の急行も停車していたが、「さんべ」が臨時列車化された1997年3月22日以降は普通列車のみが停車する。

近くに山口県立萩高等学校奈古分校(旧・山口県立奈古高等学校)があるため方面からの通学客が多く、2016年3月26日ダイヤ改正までは長門市駅 - 当駅間の区間運転も設定されていた。改正以降は隣の木与駅発着となっている。

歴史

  • 1929年(昭和4年)4月24日:鉄道省美禰線(現・山陰本線)東萩駅 - 当駅間延伸時に終着駅として開設[1]。客貨取扱開始[1]
  • 1931年(昭和6年)11月15日:美禰線当駅 - 宇田郷駅延伸、途中駅となる。
  • 1933年(昭和8年)2月24日:当駅を含む美禰線一部区間が山陰本線に編入、同線所属駅となる。
  • 1979年(昭和54年)3月31日:貨物取扱廃止[1]
  • 1980年(昭和55年)8月31日:集中豪雨の影響に伴い、奈古駅 - 長門大井駅間で斜面崩壊が発生し不通となる[2]10月9日にいったん復旧するが、10月24日に土砂崩壊が発生し再度不通となる[2]。翌1981年(昭和56年)3月5日に厚さ2メートルの落石覆いを設置して、復旧する[2]
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]
  • 1985年(昭和60年)3月14日:無人駅[3]
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]
  • 2012年(平成24年)2月18日:上下線双方の列車が同一ホームに発着するようになる[4]
  • 2013年(平成25年)7月28日:豪雨災害に伴い線路が被災、一時当駅を含む益田駅 - 長門市駅間が運休(※当駅 - 長門市駅間については同年8月4日に運行再開。須佐駅 - 当駅間は2014年8月10日に運行再開[5])。
  • 2016年(平成28年)3月26日:当駅折返しだった列車が隣の木与駅発着に変更となる。

駅構造

長門市方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅停留所)。以前は相対式ホーム2面2線を有し、交換設備を備えていたが、2012年(平成24年)2月18日から上下線双方の列車が駅舎側のホームに発着するようになり、駅舎反対側のホームは使用されなくなった[4]。それに伴って跨線橋も撤去されたが[4]長門市方面からの折返し列車が運行されていたため、場内・出発信号機は駅舎側のみ使用されていた。木造駅舎を備える。

長門鉄道部管理[6]簡易委託駅。早朝と夕方以降は無人となる。

利用状況

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り[7]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 348
2000 340
2001 316
2002 283
2003 254
2004 208
2005 201
2006 209
2007 192
2008 172
2009 150
2010 155
2011 130
2012 128
2013 116
2014 103
2015 105
2016 107
2017 105
2018 91
2019 83
2020 81
2021 78
2022 79

駅周辺

バス路線

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
山陰本線
木与駅 - 奈古駅 - 長門大井駅

脚注

  1. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、315頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c “山陰本線 奈古 - 長門大井 132日ぶり開通見通し”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1981年2月24日) 
  3. ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
  4. ^ a b c JR山陰本線奈古駅の乗り場を駅舎側に統一 (PDF)」『広報あぶ』阿武町役場、2012年2月、16面。2021年8月29日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年8月29日閲覧
  5. ^ 山陰線(須佐~奈古駅間)、山口線(地福~津和野駅間)の運転再開見込みなどについて - 西日本旅客鉄道プレスリリース、2014年7月16日
  6. ^ データで見るJR西日本2021 - 西日本旅客鉄道 p.94
  7. ^ 山口県統計年鑑 - 山口県

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「奈古駅」の関連用語

奈古駅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



奈古駅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの奈古駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS