天神橋の立場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 18:54 UTC 版)
この節は上尾宿ではなく、近隣の解説である。 ※右上の画像と解説文 参照。 加茂神社から街道を165間(300m)ほど江戸方へ下った所には、菅原道真を祀る小さな祠が傍らに鎮座する石橋であったことから当時その名で呼ばれた「天神橋」があり、このあたりが加茂宮村の中心的集落であった。ここには立場茶屋が置かれ、天神橋の立場(たてば)と呼ばれていた。茶屋は島屋と福島屋の2軒が有名であったが、特に島屋は参勤交代時の加賀前田家の休憩所に使われた。天神橋の立場は『中山道分間延絵図(なかせんどう ぶんけん のべ-えず)』に記され、大田南畝の『壬戌紀行(じんじゅつ きこう)』にも「左に社あり 人家あり 天神橋の立場といふ」 とある。川は今日では暗渠(あんきょ)に変わっており、橋は石の欄干を断片的に残すのみとなっている。また、橋の名はバス停留所にその名を留めている。
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