大韓民国の私鉄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 11:51 UTC 版)
日本統治下の私鉄路線は、韓国ではアメリカ占領時期に国有化された。これに伴い、朝鮮鉄道や京春鉄道などの路線が1946年5月7日国有化され、咸平軌道などの路面電車だけが私鉄として残された。その後、1960年代に路面電車が全廃され、韓国の鉄道は完全に国有のみとなった(その後、ソウル地下鉄1号線の開業などで、国有以外の公営鉄道も増えている)。 現在、韓国において「私鉄」とされる国有鉄道・公営鉄道以外の路線は、全羅南道和順郡の和順線や、慶尚北道浦項市のポスコ線といった専用鉄道のみとなっている。 なお2000年代に入り、空港鉄道やソウル市メトロ9号線、新盆唐線など、民間資本を取り入れた鉄道事業者が複数設立されている。ただし、路線運営のみを担う形であり、施設そのものは政府や自治体が保有する形態(上下分離方式)がとられているため、日本でいう「私鉄」とはやや異なる。
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