大阪府立機械工業専門学校_(旧制)とは? わかりやすく解説

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大阪府立機械工業専門学校 (旧制)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 08:49 UTC 版)

大阪府立機械工業専門学校
(機工専)
創立 1944年
所在地 大阪府寝屋川町
(現 大阪府寝屋川市)
初代校長 喜多市松
廃止 1951年
後身校 大阪府立浪速大学
(現 大阪府立大学)
同窓会 大阪府立大学
工学部同窓会

大阪府立機械工業専門学校(おおさかふりつきかいこうぎょうせんもんがっこう)は、1944年(昭和19年)に設立された公立の旧制専門学校。大阪での略称は機工専。創立時の名称は大阪府立航空高等工業学校

概要

第二次世界大戦下における工業技術者確保のために、国策に合わせて増設された高等工業学校の一つ。大阪府立航空高等工業学校創立時には、航空機科・航空発動機科の2科を設置した。

第二次世界大戦終戦とともに大阪府立第三工業専門学校、後に大阪府立機械工業専門学校へ改称された。新制大阪府立浪速大学工学部別科(後の大阪府立大学工業短期大学部第一部)の前身である。

同窓会は「大阪府立大学工学部同窓会」と称し、新制大学卒業者と合同の会である。

沿革

大阪府立航空高等工業学校時代

  • 1944年2月26日: 専門学校令により大阪府立航空高等工業学校を設立。
  • 1944年4月29日: 開校式・第1回入学式。
    • 本科(修業年限3年)に航空機科、航空発動機科を設置。
  • 1945年6月15日: 空襲により校舎焼失。

大阪府立第三工業専門学校時代

  • 1945年8月15日: 第二次世界大戦終戦とともに大阪府立第三工業専門学校と改称。
    • 本科に機械科、原動機科を設置。
  • 1946年4月: 寝屋川町に移転。

大阪府立機械工業専門学校時代

  • 1946年6月5日: 大阪府立機械工業専門学校と改称。
  • 1947年4月1日: 精密機械科を設置。
  • 1949年4月: 新制大阪府立浪速大学発足。
    • 機工専は官立大阪工専や他の府立工専と共に、工学部の母体となった。
    • 機工専の校地は工学部本部のある堺市から離れているため、工学部別科(2年制)が設置された。別科は1950年浪速大学短期大学部に改組され、旧機工専校舎には短期大学部第一部(昼間部、2年制)が設置された。後身の大阪府立大学工業短期大学部に関しては、同記事を参照のこと。
  • 1951年3月: 旧制大阪府立機械工業専門学校廃止。

校地

創立時は布施市(現東大阪市)宝持の大阪府立航空工業学校(現大阪府立布施工科高等学校)に併設された。1945年6月の空襲で校舎を焼失、旧小阪町役場跡に移転した。1946年4月、北河内郡寝屋川町秦(現寝屋川市幸町)にあった厚生省大阪機械技術員養成所跡に移転した。新制浪速大学発足に際しては、工学部別科が設置され、1950年には浪速大学短期大学部第一部(昼間部)が設置された。同校地は、1964年3月の短期大学部第一部廃止まで使用された後、同地で発足の大阪府立工業高等専門学校(府立高専、現大阪府立大学工業高等専門学校1962年設立)に引き継がれた。

歴代校長

  • 校長事務取扱: 喜多市松(1944年4月 - 1944年6月)
  • 初代: 喜多市松(1944年6月 - 1951年3月)

関連書籍

  • 作道好男・作道克彦(編)『大学の歴史:大阪府立大学工学部』 教育文化出版教育科学研究所、1982年7月。

関連項目

外部リンク




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