大砲埠頭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 09:54 UTC 版)
他の王立工廠と同様に、ウリッジ工廠には大砲の保管や準備を行ったり、船に弾薬を補給するための大砲埠頭があり、兵器省が管理を行っていた。この埠頭は、ベルウォーターゲートの東、現在のウォーターフロント・レジャー・センターに隣接する駐車場となっている地点にあった。ここはまさに1512年に初めてウリッジ工廠が設立され、1515年に大型キャラック船アンリ・グラサデューが建造された場所である。1540年代に、工廠の施設はより西寄りに移された。一方、大砲埠頭は補給物資の貯蔵に用いられた。後年になると、陸地部分はロープ加工所と共用となり、麻やその他原料を保管する倉庫が建てられた。兵器省は1650年代から、大砲埠頭のさらに東の開けた土地に、大砲や大型の銃器の試験場を設立した。これは後のウリッジ王立兵器庫(Royal Arsenal)の端緒となった。
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