大牧広とは?

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大牧広

大牧広の俳句

ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾
いくらかは湯ざめ兆して誓子論
すこし崩れて王道の冬帽子
ときどきは海に目をやり鯨鍋
ほろにがきものへ箸ゆく春夕べ
わがままな文豪のごと蟇
エレベーターに人が棒立ち冬の底
ストーブのあかあか世界大不況
ヨットレースの海にねむりし特攻機
七月や河馬のごとくに仕事の量
人なぜか生国を聞く赤のまま
人生はときどき喜劇花嵐
元勲も石になりゐて鳥帰る
冬支度して今生の白い飯
冬霞にしづみし外資系東京
凍蝶となるまで生きることの意味
初午やはたと閉ざせし鮮魚店
大花野一輌電車天より来
寒林に潮騒とどく生きてやる
寝冷してたそがれ色の薬嚥む
山坂の靄おそろしき針供養
岬にて颯爽と風邪ひきにけり
待春や洗はれてゐし信号機
後期高齢者の海色のサングラス
恋猫の神を無視してやまぬなり
恬淡を装ひてゐし蓑虫よ
抽斗にいのちの薬混みて冬
日本の勝つてゐし頃炭いぶり
日本海二日見てきしかざぐるま
春の海まつすぐ行けば見える筈
春寒くキリストの目となりにけり
昼寝覚はじめの色はうす赤し
曼珠沙華在来線のために咲く
望郷の高さに掲げ捕虫網
末枯や遺影の父の丸眼鏡
東京の一等地にて雑炊食ぶ
桐咲くや小学唱歌は神の曲
正月の父と見しものすくなかり
母が父を語りしときの遠花火
洞窟に似し一流の毛皮店
海大きすぎてサングラス外す
煮えきらぬ性の海鼠を見てゐたり
甚平の写真のうしろ暗かりし
畦道を歩きたくなる冬帽子
盆休み海は黙つて波つくり
盆休み運河が急に現はれし
眠り足る朝さみしかり巴旦杏
秋耕すアジアの貧しき地より来て
竹婦人売られ文教地区といふ
籐椅子に海を見てゐるとき負けし
 

大牧広

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/07 18:03 UTC 版)

大牧 広(おおまき ひろし 1931年 - )は、東京都出身の俳人。1971年、「」に入会し能村登四郎林翔に師事。1974年、沖新人賞、83年、沖賞受賞。1989年、「港」を創刊・主宰。2009年、第64回現代俳句協会賞受賞。2015年、『正眼』で第30回詩歌文学館賞受賞。2016年、第15回山本健吉賞受賞。市井人の哀愁をたたえつつ俳諧味のあふれる作風。門人に櫂未知子仲寒蝉がいる。




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