大正琴の発明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 04:27 UTC 版)
1912年(大正元年)、名古屋大須森田屋旅館の長男森田吾郎(本名 川口仁三郎)が二弦琴をもとに、タイプライターのキーにヒントを得て発明した。キーの配列はピアノの鍵盤と同様になっている。発明時の音域は2オクターブであった。発明時から金属製の弦が用いられたのだが、従来の日本の琴の弦は絹製であったため、音色も従来の日本の琴とは違ったものであった。また鍵盤があるため、音高を初心者でも正確に出すことができるなど、比較的簡便に演奏可能である。このため、日本では家庭用楽器として大正時代に流行した。
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