大富豪の挑戦状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 03:22 UTC 版)
右京の下に、会社社長を務めていた大学時代の知人・高松啓文から、沖縄の無人島で新居の落成式を兼ねた早期退職のささやかなパーティーへの招待状が届く。宮古島近くにある久部良(くぶら)島へ赴いた右京は、招待主の高松からある相談を持ちかけられる。社長退陣前、社長室に盗聴器を仕掛け、経営情報を外部に漏らしていた取締役がいることに気付いた高松の命を狙っていた人物がおり、今回の右京以外のパーティーの参加者は、高松がその容疑があると考えている者を集めたという。ディナーの後、高松は容疑者たちが各々情報漏洩しうる理由を持っていたことを明かし、犯人に自首を求める右京にも純粋に推理のみで犯人を当てよとスタンガンで気絶させるという強硬手段に出る。犯人の指紋がついているという証拠品の盗聴器と、ディナーで容疑者が使用したワイングラスの指紋を照合すれば犯人は分かる、12時間以内に犯人を推理せよ、懺悔の機会も与えると挑発的に宣言し、高松は地階の海中展望室にこもってしまう。だが翌朝、その海中展望室で高松が刺殺体となって発見される。その後の右京の調べで、現場は入ったら内側からは出られない密室であることが判明する。
※この「大富豪の挑戦状」の解説は、「杉下右京の密室」の解説の一部です。
「大富豪の挑戦状」を含む「杉下右京の密室」の記事については、「杉下右京の密室」の概要を参照ください。
- 大富豪の挑戦状のページへのリンク