大太刀との混同
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/20 21:37 UTC 版)
日本刀の中でも長大なものである「大太刀」もしくは「野太刀」を指して「斬馬刀(ざんばとう)」と呼称される事がある。 中国と日本における刀剣の発展史を比較すると、中国大陸における斬馬刀(剣)は、日本の大太刀(野太刀)とそれが発展したものである中巻野太刀、更にその発展形である長巻との類似性が見られるが、前述の明代における「苗刀」に倭寇を通じた日本の影響を見ることができる他には直接的な関連性はなく、中国大陸で用いられていた「斬馬刀(剣)」と呼ばれる武器と日本の大太刀とは根本的に別の武具である。 このような混同の原因は、近年の漫画等の創作物が発端だと考えられており、「斬馬刀」もしくは「斬馬剣」という名称の武器が登場する創作作品はいくつかあるが、いずれも中国における「斬馬刀(剣)」とは異なる、創作上のデザイン、もしくは大太刀の異称としての存在である。 詳細は「大太刀#斬馬刀との混同」を参照
※この「大太刀との混同」の解説は、「斬馬刀」の解説の一部です。
「大太刀との混同」を含む「斬馬刀」の記事については、「斬馬刀」の概要を参照ください。
- 大太刀との混同のページへのリンク