多重度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/07 22:04 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動量子化学における多重度(たじゅうど、英: multiplicity)は、全スピン角運動量をSとしたとき、2S+1で定義される。 多重度は、スピン角運動量の向きのみが異なる複数の縮退した量子状態(波動関数)を区別するために使われている。
多重度は不対電子スピンの量の定量化で、フントの規則の結果である。
全スピン角運動量Sは、単純には不対電子の数を2で割ったものである。
全ての電子が対になっている場合はS = 0で、多重度は1である。この場合は一重項(singlet)と呼ばれる。分子が1個の不対電子を有している場合はS = 1/2で、多重度は2S + 1 = 2(二重項、doublet)である。不対電子が2個の場合は同様に三重項(triplet)と呼ばれる。
多重度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 08:46 UTC 版)
多重度(Multiplicity)は、関連線・集約線・合成線の両端に付記される数値である。AとBの間に線が引かれる場合、その関係へのAインスタンスの参加想定数と、Bインスタンスの参加想定数が記される。 表記 インスタンス数 0..1 ゼロか一つ 1 一つのみ * ゼロ以上 0..* ゼロ以上 1..* 一つ以上
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