多重指数
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/17 00:05 UTC 版)
数学において多重指数記法(たじゅうしすうきほう、英: multi-index notation; 多重添字記法)は、添字記法を順序組を用いて多重化(多変数に一般化)する表記法であり、多変数微分積分学、偏微分方程式論、シュヴァルツ超関数論などの分野において、主に整数冪の冪指数などの添字を多重化した多重指数、多重添字を用いて様々な式の表記を簡潔にする。ハスラー・ホイットニーにより導入された[1][2]。
主な定義
非負整数からなる n-次元(あるいは n-変数)の多重指数あるいは多重添字αとは非負整数全体の成す集合 N0 の n-重デカルト積 N0n の元を言う。すなわち、α1, α2, ..., αn∈N0 とすると
多重指数記法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:10 UTC 版)
多重指数 α = ( α 1 , α 2 , … , α n ) {\displaystyle \alpha =(\alpha _{1},\alpha _{2},\ldots ,\alpha _{n})} に対し階乗は、 α ! = α 1 ! ⋅ α 2 ! ⋯ α n ! {\displaystyle \alpha !=\alpha _{1}!\cdot \alpha _{2}!\cdots \alpha _{n}!} と定義できる。これは例えば、多変数関数の展開に使われる。
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