夕日 (童謡)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/04 04:18 UTC 版)
夕日(ゆうひ)は、葛原しげるの詩に、室崎琴月が曲をつけた童謡で、広く親しまれている作品の一つである。
楽曲解説
童謡詩人の葛原しげるの詩に、1921年(大正10年)、室崎琴月が曲を付け、同年11月に中央音楽会の演奏会で発表、レコード発売もされ全国的に有名になった。
「ぎんぎんぎらぎら・・・」で始まる詩は、葛原しげるが詠み、児童雑誌「白鳩」に掲載されていたもので、それを偶然手に取り読んだ室崎琴月が、面識のなかった葛原しげるの元を訪ね、雑誌に掲載されている詩は、詩の終りが「・・・お顔もまっかっか」で終わっているが、物足りないので最後に「ぎんぎんぎらぎら日が沈む」と付け加えれば良いのではないかと話したところ、「君に任せるので曲を付けてほしい」と言われ、東京の谷中から本郷への散歩中、生まれ育った富山県高岡市の、高岡古城公園で眺めた夕日を思い描きながら曲の構想を練ったという。
なお「夕日」の詩は当初、「きんきんきらきら」であったが、当時小学2年生の長女に「『きんきんきらきら』は朝日で、夕日は『ぎんぎんぎらぎら』でしょう」と言われて変更、「ぎらぎら」には批判的な意見もあったが、おかげで強い生命力を感じさせる名作となった[1]。
2007年(平成19年)には、日本の歌百選に選定されている。
記念碑・銅像
脚注
参考文献
- 『この道一筋 : 五線紙と共にひたすら歩む 童謡「夕日」作曲者室崎琴月追想集』(室崎信子 著)1991年(平成3年)7月発行
- 『富山ふしぎ探訪』(富山新聞金沢本社出版局 編・富山新聞)2014年(平成26年)11月30日発行 ISBN 978-4-8330-2003-9
関連項目
「夕日 (童謡)」の例文・使い方・用例・文例
- 夕日は空を赤く染めていた
- こんな場面が想像できる.浜辺に僕ら2人だけ,夕日を眺めている
- 燃えるような夕日
- 夕日に照らされて岩山は輝く
- 沈む太陽,夕日
- 私たちは上甲板から美しい夕日を楽しんだ。
- 花は春の夕日の色のようだ。
- それはとても素敵な夕日だった。
- とても美しい夕日でした。
- ここで夕日を見れますか?
- ここからは美しい夕日が見れます。
- 彼女は夕日に照らされ、輝いていた。
- あの日の夕日がとっても美しかった。
- あの日の夕日がとても美しかった。
- あの日の夕日がとても綺麗だった。
- 私はあなたと海に沈む夕日を見る。
- 私は海で泳いだり、夕日が沈むのが見える喫茶店で本を読んだりしていました。
- 今日の夕日はとても綺麗でした。
- 砂漠の夕日
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