変則的な組み手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 21:50 UTC 版)
実戦の中では標準的な右組・左組以外の組み手も見られる。 その一例を以下に挙げる。 一部のものは、上記の標準的な組み手と異なるため、時間制限があり、技をかけずに制限時間を越えると反則となる。 両襟 両手で相手の襟を掴む。 時間制限なし。 両袖 両手で相手の両方の袖を掴む。 時間制限なし。 奥襟 引き手が相手の袖、釣り手が首の後の襟を掴むもの。 一般的なルールでは時間制限なし。 少年規定では技を仕掛ける前の1、2秒程度のみ認められる。 片襟 引き手が相手の袖、釣り手が引手側の襟を掴むもの。 もしくは、片手または、両手で片方の襟を掴むもの。 時間制限あり(5秒以内)。別名ワンサイド・グリップ。 片袖 片手または、両手で相手の片方の袖を掴む。 時間制限あり(5秒以内)。 帯をつかむ 時間制限有り(5秒以内)。 クロスグリップ 相手の肩・もしくは腕越しに背中を掴む。 掴んだら、一気に技の体勢に(ただちに攻撃に入らなければ)ならない。 ピストルグリップ 相手の袖口を絞って、親指と四指の間で持つ。 掴んだら、一気に技の体勢に(ただちに攻撃に入らなければ)ならない。 ポケットグリップ 袖口・裾口を袋取りで握る。 掴んだら、一気に技の体勢に(ただちに攻撃に入らなければ)ならない。 手首握り 相手の手首を握る。 掴んだら、一気に技の体勢に(ただちに攻撃に入らなければ)ならない。 手四つ 相手と指を組み合わす。相手と掌を合わす。 一気に技の体勢に(ただちに攻撃に入らなければ)ならない。 レッグエンタングレメントポジション 脚を相手の脚に絡める、掛ける。 一気に技の体勢に(ただちに攻撃に入らなければ)ならない。 足を外に出す 片足または両足を場外に出して組む。 ただちに攻撃に入るか場内に戻らなければならない。 ベンディングポジション 両手でつかまれているとき背を曲げた防御姿勢 ただちに攻撃に入なければならない。
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