塩素消毒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 04:28 UTC 版)
次亜塩素酸による酸化および酵素反応の阻害による。次亜塩素酸は不安定なので固形塩素(次亜塩素酸カルシウムやトリクロロイソシアヌール酸の製剤)、次亜塩素酸ナトリウム、液化塩素、などを水に溶解させて生じさせる。これらの使い分けは主に施設規模に依り、後のものほど大規模処理向きである。 次亜塩素酸はpH7.5程度を境に消毒力が急減する(約100分の1)性質を持つほかアンモニアと反応してクロラミンに変化するため、処理水質の悪化などでアンモニア態窒素が大量に残留すると、影響が大きい。 また、細菌に対しては数mg/L以下でも効果を発揮するが、ウイルスを消毒するには200mg/L程度必要とされ、下水処理場の塩素消毒レベルでは事実上効果がない。これはウイルスは阻害されるべき酵素反応を行っていないため、生物学的に消毒(いわば毒殺)することが出来ず、化学的な酸化力により分解することで消毒するしかないためである。 このため、SRSV(ノロウイルス)などに対応するためには、それに適した消毒法・設備が必要となる。
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