基底帯域とは? わかりやすく解説

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ベースバンド

別名:基底帯域
【英】baseband

ベースバンドとは、通信機器においては変調前、または、復調後の情報信号帯域のことである。

データ変調せずに(周波数変換行わず変調前の信号のまま)送受信する方式は「ベースバンド方式」と呼ばれるベースバンド方式では、1本の回線に、通信可能な1つチャンネル供給するデジタル通信であるため、複数端末から同時にデータ送信することができない通信端末チャンネル確保できた場合にのみ、データ送信が可能となる。この方式は、イーサネットEthernet)で用いられている。


ベースバンド

(基底帯域 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/07 08:57 UTC 版)

ベースバンド基底帯域[1]: baseband)は、伝送工学において、情報そのものを含む信号の帯域である。搬送波を利用する、各種の無線方式をはじめとする電気通信が一般化した現在では、そのような帯域の電気信号そのものも指す。

アナログの電気通信または媒体への記録においては、物理現象が最初に電気信号に変換されたときの電気信号の帯域、または変調を経た後、復調されて再び元の物理現象に変換される前の最後の電気信号の帯域である。

ディジタルの電気通信または媒体への記録(伝送路符号化を参照)においては、アナログ信号がディジタル信号に変換されたときの電気信号の帯域、または変調を経た後、復調されて再びアナログ信号に変換される前の最後のデジタル信号の帯域である。

変復調をするシステムでは、アナログ・ディジタルいずれの場合においても、変調前の信号および復調後の信号をベースバンド信号と言い、ベースバンド信号を扱う回路をベースバンド回路と言う。他にも、ベースバンド部(BB部)、ベースバンドモジュール(BBモジュール)、ベースバンドユニット(BBユニット)、ベースバンドIC(BBIC)、ベースバンド担当(ベースバンド部を担当する設計者)という風にも使われる。無線機ではRFの対義語として使われることもある。

古典的な電話などのように、ベースバンドの信号をそのまま伝送する方式をベースバンド伝送という。

脚註

出典

  1. ^ JISX0009 1997, 用語番号09.03.11.

関連項目

参考文献



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