埋葬に対する意見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 09:39 UTC 版)
「フェルディナンド・マルコスの埋葬」の記事における「埋葬に対する意見」の解説
第15代大統領のベニグノ・アキノ3世は父ベニグノ・アキノ・ジュニアがマルコス政権時代に暗殺されており、英雄墓地への埋葬に反対した。ボビー・タナダ(英語版)元上院議員は2016年8月14日の抗議デモで演説し、その中でマルコス大統領を英雄墓地に埋葬するのは「国家の恥」だと述べた。ウォールデン・ベロ(英語版)元下院議員は「アル・カポネをアーリントン国立墓地に葬るようなもの」と表現した。オンティベロス上院議員は「世界中の笑いものになる」と懸念を表明した。レニー・ロブレド副大統領も反対派であり、埋葬が行われた後に「(マルコス元大統領は)英雄ではない。もし英雄であれば、遺族は恥ずべき犯罪行為のように埋葬を隠す必要はないだろう」と主張した。 ホセ・カリダ(英語版)検事総長は裁判で戒厳令はもはや「国家のトラウマ」ではないと述べてマルコス大統領には英雄墓地に埋葬される資格があると主張し、根拠として前年2015年の副大統領選の結果を挙げた。この選挙にはマルコス大統領の息子ボンボン・マルコスが出馬しており、レニー・ロブレドに20万票以上の差で敗れはしたが1400万票もの票を獲得していた。
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