地域連携薬局/かかりつけ薬局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 03:02 UTC 版)
「薬局」の記事における「地域連携薬局/かかりつけ薬局」の解説
2021年8月1日、かかりつけ薬局の役割を担う「地域連携薬局」制度がスタートした。 2016年4月より、かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師の仕組みを盛り込むことが中央社会保険医療協議会より答申された。「かかりつけ薬剤師」は、患者から同意を得た薬剤師が、市販薬も含めて患者の服薬状況を把握し、24時間体制で相談に応じる。必要に応じて患者宅を訪問して残薬の整理もする。 厚生労働省の『患者のための薬局ビジョン』では以下の3つの機能を求めており、団塊の世代が後期高齢者に達する2025年までに、全ての薬局がかかりつけ薬局としての機能を持つことを目指しすとした。 服薬情報の一元的・継続的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導 24時間対応・在宅対応 かかりつけ医を始めとした医療機関等との連携強化 かかりつけ薬局は、制度の浸透が大きな課題となっている。内閣府が2020年10月に行った調査では、薬局を一つに決め、薬剤師を一人に決めているか聞いたところ、「かかりつけ薬剤師・薬局を決めている」と答えた者の割合が7.6%、「薬局は一つに決めているが、かかりつけ薬剤師は決めていない」と答えた者の割合が18.4%、「病院や診療所ごとにその近くにある薬局に行く」と答えた者の割合が57.7%となっていて、かかりつけ薬局よりも門前薬局のほうが多く利用されている実態が浮き彫りになった。
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