地の涯に倖せありと来しが雪
作 者 | |
季 語 | |
季 節 | 冬 |
出 典 | 砂金帯 |
前 書 | |
評 言 | 昭和16年細谷源二は新興俳句弾圧事件に巻込まれて検挙され2年余の獄中生活を送ります。その後終戦直前に北海道開拓移民団に加わり、一家をあげて北海道に渡ります。 掲句には、期待に胸をふくらませて北海道に渡ったものの厳しい現実に直面している作者の思いが込められています。細谷源二は昭和二十三年「北方俳句人」を創刊、のちに職場俳誌である「東圧俳句」と合併して「氷原帯」を創刊、北海道の俳句興隆の一拠点となります。 正岡子規以来俳句の中で「しあわせ」が詠まれることはあまりありませんでした。貧乏と病気が主なテーマだったのです。源二の句の「倖せ」も願望にとどまっていますが、昭和も越えて平成になると 俳句の中にも確かな「幸せ」が登場してきます。 しあわせに目もあけられず花吹雪 鷹羽 狩行 |
評 者 | |
備 考 |
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