土木技術者としての才蔵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/14 02:22 UTC 版)
大畑才蔵の工法の特色は、用水路について丁場(受け持ち区域)割を行い、丁場ごとに必要な資材や堀(掘削)、築(盛土)の土量などを算出し、必要人員を割り当てて各工区が同時に着工し、施工期間を著しく短縮したところにある。丁場割は、六〇間(約109メートル)を基準とし、各丁場毎の掘削深、天端(水路などの上端)幅を求めて掘り取り量を算出し、それに要する労力をも算定していた。さらに、現場の表示や施設の種類、数量、位置などを決め、これらを一冊の帳簿に記録していた。こうして、各丁場の責任者に内容を熟知させることにより、才蔵が不在でも工事を計画的に進めることができた。
※この「土木技術者としての才蔵」の解説は、「大畑才蔵」の解説の一部です。
「土木技術者としての才蔵」を含む「大畑才蔵」の記事については、「大畑才蔵」の概要を参照ください。
- 土木技術者としての才蔵のページへのリンク