土圭とは? わかりやすく解説

と‐けい【時計/土×圭】

読み方:とけい

時刻知り、また時間計るのに使う器機日時計砂時計水時計などがあるが、現在一般的には、おもり・ばね・電気原子などを動力とし、振り子または天桴(てんぷ)や水晶振動等時性利用した機械時計をいう。表示装置には、文字盤と針によるアナログ式ローマ字数字によるデジタル式とがある。「—が進む」「—が止まる

[補説] 「時計」は当て字。「土圭」は、昔、中国方角日影測る磁針称した語。
曲名別項。→時計

「時計」に似た言葉

土圭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 03:25 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

土圭 (とけい)とは、大辞林によると、中国代に用いられた、立てたの長さを測る粘土製の緯度測定器[1]大辞泉によると、方角や日影を測るための磁針を指す昔の中国の表現[2]

日本の辞典『精選版 日本国語大辞典』では、その中国の器具を指して、方角、あるいは土地の暑さ寒さを(日影(にちえい)太陽の影(すがた)や陰)を使って測定する器具[3]、あるいは太陽を使い時間を測定する器具(つまり日時計)といったこと、を説明[3]

中国の『周礼』に土圭という言葉は見られ、日本の『菅家文草』(900年ころ)にも見られる[3]

なお機械時計は土圭とは表記しない。そちらの表記はあくまで時計である。中国で機械式で鐘を打って時を知らせる装置が現れた時にはあくまで自鳴鐘という表記が用いられた。日本でも方角を測る機能でなりたつ日時計を指すには土圭という表記でよかった。だが1551年にフランシスコ・ザビエルによって機械式で鐘を鳴らす時計、いわゆる「時打ち時計」をもたらされたとき、それを指すのには土圭という表記は使われなかった。それらは別物だからである。あくまで機械式時計の表記には当時「時器」「時辰儀」「時辰表」などが使用されたにすぎない[3]。やがて機械式時計は時計と表記されるようになっていった。つまり日本語の選択の経緯をふまえても、土圭と時計はしっかりと別物だと考えたほうがよい。

脚注

  1. ^ 大辞林
  2. ^ デジタル大辞泉
  3. ^ a b c d 精選版 日本国語大辞典【時計・土圭】

関連項目


土圭

出典:『Wiktionary』 (2020/09/12 23:39 UTC 版)

名詞

(ドケイ とけい

  1. 古代中国作られ日時計
  2. 時計」に同じ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「土圭」の関連用語

土圭のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



土圭のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの土圭 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの土圭 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS