土器の年代学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 00:55 UTC 版)
土器は、年代を決める指標としての役割を担っている。年代を計る目盛として使用できるのは、土器が最も一般的・普遍的で、豊富の遺物であり、粘土で工作できるので器形は制作者の考えでつくられ、土質・作り方・仕上げかた・飾り方などは多種多様である。土器は、壊れやすいという特徴も持っているが、次々とつくることができ、新陳代謝がはやい。この特徴から器種や技法的特徴は受け継がれてゆく。こうした土器の変遷をたどれば、年代の目盛をつくることができる。また、粘土は、どこでも入手でき、その地方を特定することに役立つ。これを型式学的研究法といい、浜田耕作によってヨーロッパから紹介された。
※この「土器の年代学」の解説は、「弥生土器」の解説の一部です。
「土器の年代学」を含む「弥生土器」の記事については、「弥生土器」の概要を参照ください。
- 土器の年代学のページへのリンク