土器の文様と系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 05:08 UTC 版)
土器の年代的な編年が精緻になってきて、前の型式から次の型式へ連続的に変化していることが明らかにされてくると、系統的なつながりが問題とされるようになった。 縄文土器には、水平の帯状に文様が加えられている部分がある。これを山内清男は、文様帯と呼び、そのつながりに注目した。それを文様帯系統論と呼ぶ。各型式の土器は、固有の文様帯配置をもっている。その文様帯は、型式ごとに継続されたり、分裂したり、融合したり、新しく生まれたり、消滅したりする。文様の生命は非常に長く、土器の系統を知る上で役立つ視点である。
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