園長による性的関係の強要事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/28 03:19 UTC 版)
「ナヌムの家」の記事における「園長による性的関係の強要事件」の解説
2001年2月に、当時ナヌムの家の初代園長で曹渓宗の僧侶でもあった慧眞(ヘジン)が、女性職員数名に対して地位を濫用して性交渉を強要した事実があったと暴露された。韓国性暴力相談所に女性職員が「園長という地位を利用して、1997年2月から1998年の5月までひと月に2、3回ずつ性関係を強要された」と告発したことで公になったこの件について、慧眞は自ら会見を行い、事件について告白するとともに、園長職を辞任した。結果的に罪に問われることはなかったが、僧籍を返還している。なお、慧眞は告発される直前の2000年12月に開催された「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」に参加し、慰安婦問題について「反人道的な戦争犯罪」とのコメントを残している。 20年後、後述の各種疑惑が噴出するなかで、あらためて当事件がクローズアップされ、当時も調査をしただけで有耶無耶になり、報告書で数々の問題点を指摘されたものの、組織の体質は何も変わっておらず、結果的に自浄作用が働かずに不正が長年放置されていたと指摘されている。
※この「園長による性的関係の強要事件」の解説は、「ナヌムの家」の解説の一部です。
「園長による性的関係の強要事件」を含む「ナヌムの家」の記事については、「ナヌムの家」の概要を参照ください。
- 園長による性的関係の強要事件のページへのリンク