国家思想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 21:34 UTC 版)
ルソー流の共和思想を前提にしており、立憲君主制の日本に適合しない(江木ほか)仏民法典が行われた90年間中63年は帝政であり、共和思想とは無関係(ボアソナード) ほかならぬ天皇自身が施行に同意したことを看過している(ボアソナード) 婚姻の世俗化と離婚の絶対的禁止の緩和を除き、共和思想の仏民法典への影響力は強くない。 家族という小さい祖国を通してひとは大きな祖国に連る。 — ポルタリス『民法典序説』 この点の延期派の主張は、法典の実態とは無関係な共和制へのイデオロギー的反発でしかなかったとの印象を後世に与えたが、自然法思想が反国家思想に結び付きうる以上、やはり法典に採用することは憚られたとの見方もある。
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